2021年4月12日月曜日

困る→解決を試みる→引き出しが増える

トレーニングマッチでの1コマ。
1本目終了後、ピッチ内で円陣を組み何やらミーティングを行っている様子。

ベンチに戻ってきてから「何を話ししていたの?」と質問し内容の確認。
うんうん、良いじゃないですか。

ゲーム中に困っていることがあった。
その原因を意見交換して「じゃあこうしてみよう」という解決策を合意。

その解決策が成功すればそれは「経験」としてストックされる。

こちらから「〇〇しなさい」と押し付けるようりも、本人たちが実際に困って解決しようと行動したところをまず褒めてあげる。
良いところ拾ってを褒めるのは基本。

次に
①「解決しようとしたこと」で終わる
②「解決策がうまくいった」という成功で終わる
ここの答え合わせを次のピッチで。

①の場合は困り感の部分に手を知恵を差し伸べる。
②の場合は褒めて、一緒に喜び、経験としてストックする。

他にもこんな場面が。
1名の選手が負傷して一時的にピッチ外へ。

負傷した選手をフォロー、処置しながらピッチ内を観察。
1人少ないけどどうするかな?と楽しみにチェックしていましたが、これは2週間ほど前に「経験してストックしてあるはず」の案件。

しっかりとみんなで声を掛け合って対処。
いいじゃない。

やはり自分たちが困り感と出会い、その中で解決できた(しようとした)行動が「経験」となり彼らの引き出しになる。

たくさんの事象と出会い、そして困り、解決するために行動する。
試合だけでなく、日々のトレーニングでもこの繰り返しが大事。

勉強もサッカーも同じ。
自ら本気になって取り組めば経験(体験)学習を積み重ねることができ引き出しをたくさん持つことができる。

引き出しの開け方についてはまた別のお話。
またの機会で。

AFC茅ヶ崎 監督 伊藤 大介



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