2015年11月30日月曜日

向上欲のキッカケに【伊藤大介】

先週と今週のトレーニングマッチ、つまり発表会でも様々な成果と課題を抽出することができました。

これまで「考えてプレーする」「複数の選手がかかわる」ということをポイントにトレーニングを積み重ねてきました。
わかりやすくいえば「コンビネーションプレー」とでも言いましょうか、この点については非常に成果が表れてきたと思います。

逆にそれが故にみえてきた課題と気づきは「プレー精度の低さ」です。
せっかく良いイメージや空間を共有し、同じ絵を描きながらプレーをしようとしても、ちょっとしたミス(トラップやキック、身体の動かし方)で台無しに、というシーンが散見されました。

――プレーの精度が低い――

おそらくプレーしている選手たち自身が一番感じたことだと思います。
しかし、これも大きな進歩で、面白いアイデアやイメージを具現化できるようになってきたからこそ、成功できなかった“悔しさ”が芽生え、それに対してもっと上達する必要があるという気づきにつながります。

いつも口酸っぱく伝えている「一つ一つのトレーニング、プレーを大切に」という言葉の意味を少し重たく感じられるようになってきたと思います。
そして「自分を高める努力とその時間」の構築につながっていって欲しいと思います。

ボールタッチ、体幹、リフティング、自分の時間で取り組めることはたくさんあります。
そして、それは自ら必要性を感じ作り出す時間の中で取り組むことに大きな価値と成果があります。

必要性、向上欲、こういった動機からサッカーだけでなく、勉強や知識の面でも自分を高めることを楽しめる選手に!
そしてそんな選手が数多く育つクラブとして胸を張れるように!

1期生が作り上げる伝統を楽しみにしています。


伊藤 大介




継続して行ってください【伊藤貢平】

みなさんこんにちはGK担当コーチ兼、みんなと漢字テスト・英語テスト友達の伊藤貢平です。

各自、ミニサッカーボールでのボールフィーリングに励んでいますか?
テスト前の選手もいるようですが、時間を見つけてやってください。勉強の息抜きにもなります。

次のビルに進みたいのに動画が再生できない、身体の使い方がわからないなど困った場合はまず近くのコーチに相談してください。
みんなが困った時にコーチがいます。(もちろん恋愛相談も大歓迎!!!)

話はトレーニングに戻りますが、ボールフィーリングもゴールキーパーのキャッチングでもそうですが、何度も何度も練習をして体に染み付かせる事はとても大事だと考えます。

漢字のドリルを何度も練習したり英単語のスペルを何度も書いたりと、勉強に少し近いものを感じます。

どちらも完璧にマスターするとやっと次のレベルにチャレンジすることができます。

ボールフィーリングでたくさんの種類ができるようになれば今日のトレーニングでもミスの回数も少なくなるし、チャレンジできるプレーの幅を多く持った状態でボールを保持できます。

キャッチングが正確にできるのであれば体勢を崩しながらでもしっかりとキャッチができます。

出来るようになる為には何度もトライすることです。

正直に言うとAFCのみんなに少し欠けている点だとコーチは思っています。(もちろんトライしている選手もいますが、、、)
出来ないことは決して変なことではないしダサくもないです。
やった事がないので当たり前な事です。

トライしないから出来ないのであって出来るようになる為には何度もトライしてください。
トライをしない選手が一番恥ずかしくてダサい選手です。
まずはとにかくやってみる事。これが大事です。

サッカーも勉強も本気でやったら上達します。

本気で取り組めるようになるきっかけにボールフィーリング、英語の勉強を継続して何度もトライしてください。
ミニサッカーボールがいらない選手は貢平コーチに渡してください。僕が練習します。


もう1度言います。わからない事があればコーチに聞きに来てください。(恋愛相談もね、、、)


伊藤 貢平

2015年11月26日木曜日

道徳教育

北野たけしが面白い本を出した。
日本の道徳教育について。
保護者には是非読んでもらいたい。

新しい道徳 「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか (幻冬舎単行本) 北野武新しい道徳 「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか (幻冬舎単行本) 

2015年11月23日月曜日

料理対決!

share田んぼで収穫した米をつかって、料理対決。
6グループに分かれて、お米をつかった様々な料理をつくってもらった。
そして、それを保護者へたべてもらった。

作る料理のアイデア。
予算内で材料を自分たちで購入。
そして、包丁や鍋・フライパンをつかっての料理。

明らかにやったことのない選手。
こなれている選手。

ピッチ上とは違った面をたくさん見ることができた。
そして、何より、お母さん、お父さんのうれしそうな顔が印象的だった。

新しいクラブをつくって、いろいろと難しい事情ばかりがある。
しかし、ピッチ上やこうした空間だけは純粋でいつでも良いものだ。

少しでも日々食べるご飯のありがたみや、親の気持ちがわかってくれるだけで価値がある。
いただきますの意味を理解してもらえただろうか。






2015年11月20日金曜日

食事のタイミング

ナイター練習の場合、夕食のタイミングが難しいかもしれない。

基本的に、トレーニングの効果を上げ、身体を作っていくためには、、、、

  • トレーニング
  • その後、なるべく早いタイミングでの栄養補給
  • その後の休息(睡眠)
このサイクルが大切です。
ということは、ナイター練習の場合は、練習後、家に帰って(風呂に入って)すぐに夕ご飯を食べて、すぐに寝ることが身体の成長と疲労の回復に効果的となる。
帰り道にコンビニで買い物を禁止している理由は、中途半端に糖分(栄養)をとると、中途半端な満腹感がでて、その後、家に帰ってからの夕食が十分に食べられなくなるからだ。

基本、食事をとる30分〜1時間前は、甘いものや糖分はとらないほうがいい。
ある一定時間、身体を絶食の状態にして、栄養分を吸収したいという状況に身体を置いて、ご飯を食べると、栄養の吸収率が変わってくる。

いろいろと説明してしまったが、簡単に言うと、
ナイター練習後は帰り道で何も食べず、
家に帰って、ご飯をたらふく食べて、
出来るだけ早く寝る。
これが、大切!!!

2015年11月17日火曜日

自分向上のスタートライン【伊藤大介】

自分自身にメリハリがつかなくなると、選手の活動にもメリハリがつかない、そんなことを意識しながら常に刺激を求め続けています。
すると、あっという間に2015年も1ヶ月半。

そうやって考えると1期生の3年間というものは、あっという間に過ぎてしまうのだと思います。
だからこそ、1日1日、1回1回のトレーニングを大事に過ごしていきたいと思いますし、そのための準備を怠らずにアクション・アプローチしていきます。

先週末は、
自分との勝負に勝つことができるか?
雨天時のトレーニングということもあり、そんなことをテーマに取り組みました。

・何も言われずとも自分の力を出し切る選手と貢平コーチ
・こちらにお尻を叩かれながら自分の力を出し切る選手
・お尻を叩かれても不要な余力を残してしまう選手

三者三様でしたが、望ましい姿勢は言わずもがな。
金曜日から日曜日までの3日間をかけて全員が自分の力を出し切るようにはなりました。

自分の力を出し切る=がんばる=当たり前の姿勢

僕はそう考えています。
ですから、自分の力を出し切ったからと言って褒めたくはありません。

そこで自分の力の現状を知り(気づき)、振り返り、不足している力をトレーニング以外の時間で身に付けようと努力・苦労することで変化が見えた時に心から褒めてあげることに、褒められる側にも初めて価値が生まれると考えています。

努力・苦労というフィルターを通して知る成功・達成の味は格別ですし、そうやって自分を高める作業をサッカーで学び、日常の生活や学習面でも力をつけていって欲しいと思います。

実際に力が劣っていることを痛感した選手もいました。
悔しい想いをしたはずです。

しかしそれは自分の力の出し切ったからこそ感じることができた悔しさ。
余力を残して得た悔しさなどは偽物であり、今回得たものはまさしく本物の悔しさです。
この気持ちを努力というアクションへのモチベーションにして欲しいです。

つまり自分を高めるための“スタートライン”に立ったということです。

これからの選手のアクションに期待しています。
そしてその意識が継続できるような刺激を常に用意してあげたいと思います。

伊藤 大介

2015年11月15日日曜日

正しく美しい日本語を!

少々危機感を覚える。
学習サポートで小学校の漢字の復習をしているが、あまり芳しくない。
日常用語の漢字だが、書けない。
まだ、パソコンを使い始めてはいないはずだから、自動変換してくれるパソコンのせいではないと思う。ただ、スマホをもっている選手も増えてきているから、それですべて済ませてしまっているのかもしれない。

いろいろと考えると、、、、

  • 日常生活で使う言葉や文章が、そもそも単語ベースだったり、正しくない日本語を当たり前に使っている。
  • 文字に触れることが少なくなっている(読書の習慣がない)。
  • 文字を書くことが限られている(勉強の時のみ)。
子ども達と話す中でも、主語が抜けていたり、なんの話しをしているのかがわからないときが少なからずある。

英語を学び、国際的に交流しようという前に、自分の母国語を大切にしたい。

ということで、漢字テスト(小学1年から)と課題読書と読書感想文を強制的にさせています。

中学生が読んだらいいなと思う本があれば、ぜひご紹介ください。


2015年11月14日土曜日

手を挙げて発言する勇気を!

今日は選手達に久光選手の講演に行ってもらった。
いろいろなモノを持ち帰ってもらったと思うが、残念な事が1つ。
「何か質問あるかな」と振られたにもかかわらず、誰1人手を挙げて質問することがなかった。小学4年生の女の子が手を挙げて質問しているにもかかわらず。
夜のミーティングで選手達には伝えた。
「久光選手のお話で、みんなはいろいろなモノを得て、持ち帰ることが出来たはず。でも、果たしてみんなは久光選手に、また、その会場の人たちに何かを置いて帰ることができたかな?”質問あるかな?”って久光選手が言ったときに、手を挙げて質問することで、久光選手も喜んでくれるし、会場の人たちも喜んでくれたはず。恥ずかしいという気持ちがあるとすれば、勇気をもって、その気持ちを乗り越えて、手を挙げて質問してほしかった。」
中学生には難しい注文かもしれないけど、大切な事だと思う。
せっかくその場所にいるのだから、傍観者になるのではなく、ひとりの構成者になってほしかった。そうすることで、話しの内容だけでない、様々な学びが得られたはず。

ちょっとした勇気を持つことで、新しい自分が発見できる。


久光重貴 サロン
フットサルリボン



2015年11月8日日曜日

地域のクラブで英単語テスト・漢字テストをする理由

クラブチームを設立し、地域における様々な組織や人々と会って話す機会をもらっている。どうしてこのクラブを創ったのか、どうしてこのクラブが必要なのかを考える。

たとえば、中学校の部活との棲み分け。
中学校の部活にも、地域のクラブチームにもそれぞれ特徴があり、メリット・デメリットがある。やはり、昼間勉強している施設で、学習面もしっかりと観てもらっている先生方にスポーツの指導をしてもらうことは一番好ましいことだと思う。しかし、スポーツの指導をしっかりとしてくれるのであればという前提がある。
中学校の先生は異動があり、部活についてもプレー経験や指導経験のない先生が担当顧問となることも珍しくない。土日に、対外試合に参加する場合にはもちろん先生が帯同しなければならない。この部活の仕事の負担は、先生にとってみれば大きなモノだ。

先日、地元の中学校の校長先生とお話させてもらう機会があったが、いろいろと勉強させてもらった。中学校としては、学外でスポーツ活動を行う学生のことを非常に配慮しているし、心配もしていると。また、部活動でスポーツをしている学生との摩擦も少なからずあるそうだ。

一方で、地域のクラブサイドで持っている心配。
塾に通わない選手達のなかでは、中学1年になってからの勉強に早くもついて行けてない選手がいる。実際、各定期試験の結果と通知簿は提出してもらっているが、少々心配になっている。小学校での勉強が若干おろそかだったのかも知れない。

今年の春は、週に1回の英語教室と週に1回の学習サポートで始まった。
英語教室は、来年度へ向けて質を上げていく。
週に1回の学習サポートでは、勉強に対する姿勢や試験勉強の方法を教え、日常的には英単語と漢字の読み書きを実践している。
少なくとも、学校で平均的な成績をとるくらいのレベルまで全選手の学力をアップすべく、勉強の基礎である、英単語と漢字の読み書きが最低限の必要要件だと考えている。
そして、10月からは、読書感想文を課題として課している。
本を読む習慣をつけることは、人生において非常に重要だ。
そして、読んだ内容についてアウトプットするという作業は、今後の勉強の習慣や受験をクリアしていくにあたっても必要なスキルとなる。

以上のように、地域のクラブでは、

  • 学校教育のボトムアップ
  • スポーツ活動におけるリード(高いレベルの指導とプレー環境の提供)
  • 学校では担えない部分のサポート(もっと本格的にスポーツを楽しみたいという選手の要望に応える)
という価値を提供している。

本来であれば、中学校というところで、学習についてもスポーツの機会についてもすべてが済めばこれほどすばらしいことはない。
しかし、結果的に受験に対しては塾が必須になっている。
スポーツを楽しむためには、地域のクラブチームに対するニーズが高まってきている。
今後は、この棲み分けが進んでいくんだろうと思う。
肩肘はらずに、各々が連携していけばいいのではないだろうか。こどもを奪い合うような事をするのではなく。

”地域”は間違いなく、これから先の日本社会ではキーワードになる。
Jリーグクラブだけでなく、地域のクラブチームも大切な存在になっていく。
そんなときに求められるクラブでありたいと思う。

西野 努

追伸
今後は、プロスポーツのあり方についても書いてみたい。

2015年11月3日火曜日

収穫!【事務局おばちゃん】

11月1日、肌寒い朝!
かかしとの挨拶も今日で最後。
脱穀機の登場。

稲を入れて、
出てきた藁を運びます。

粉まみれになりますよ〜と言われても、吹き出し口に手をかざしてみたり、

小さな子どもの相手もしてました。
やっぱり、話題はかえる。笑

お隣の区画のご夫婦は、妊婦さん。
稲刈りから、みんなでお手伝いしています。いつもありがとう!と言われ照れる中学生。(*^_^*)
他の区間の藁運びもし、スタッフの方々にも沢山の感謝の言葉をいただきました。AFC選手、大活躍!!

脱穀終了!これから精米機にかけて。玄米にします。

精米機へ!

籾殻の山、登らないでくださいね。

13キロの玄米!

農家さんのお宅から、歩いて田んぼへ戻ります。

振り返ったら、こちらもおんぶ。


お米も。


交代で運びます。トモはおじいちゃんと田植えをしたことがあるようでした。(後ろはおんぶダッシュ?)


手間暇、時間をかけて、育てたお米を見て、「米なってるぅー!」「感激した…すぐたべたい。」 、「ここまで本気の農作業は初めてだったかも…。」etc。

米作りで何かを感じてもらえたかな?
お米を大事に思う姿に出会えたこと、
由紀姉さんは嬉しいです。(最近、選手がこう呼んでくれます。がんばります。)
チームで米作りを一緒にしたかったのは、
手塩にかける意味をわずかでも感じて欲しかったから。
八十八の手間がかかると言われるお米。
当たり前にあるようなものが、どれだけの手間がかかっているのか、本物を実際に経験すること。
そして…
今までは手をかけてもらってきた受身側、
これからは自分が手をかけていく社会へ歩みだしている君たち。
面倒でも、納得がいかなくても、かっこ悪くても、やらなくてはいけないことがあること。
ほんのりでも身体に染みたかな?(*^_^*)

今はわからなくとも、いつか親や関わった周りの人に対して、胸の奥がキュ〜んとなる日がくる筈。
そんな体験は、君たちを素敵な男子にしてくれるでしょう。✨
そんな逞しい青年
(死語になりつつあるそうです。)になるのを、おばちゃんは楽しみに、雑草を刈っていました。

主催者側の収穫祭には、
練習試合と重なり参加できそうになく、ここで’シェア田んぼ’は終了。

是非、チームで収穫祭をしましょう!
カレー?パエリア?チャーハン?塩むすび?
グループ作って、調理して味比べ?
選手からのアイデア、待ってます。

夏の暑い中、
雑草刈りをお手伝いをいただいた、
保護者のみなさま、
ありがとうございました!

事務局  西野由紀子