2021年9月30日木曜日

諦メーター

2020年度に卒業したAFC4期生は「諦めない世代」と呼ばれている(呼んでいる)
とにかくどんな場面でも最後まで諦めることをしなかった。

翻って最近のAFCはどうだろうか?

4期生の伝統を継承"している選手"と"していない選手"がはっきり分かれている。
しかしこれは「4期生が行動・姿勢で伝えてきた結果ではない」とここ最近の活動の姿を見て思う。

4期生はしっかりと行動・姿勢で示していた。これは間違いない。
それを消化・昇華できるか否かは受け手次第。
要するに受け手次第で「諦めない選手」になるのか「すぐに諦めてしまう選手」になるのかが決まってくる。

その消化・昇華量を分ける物差し【諦メーター】になるのが「感謝の気持ち」なのではないかというお話。

感謝の気持ち=自分のサッカーを形成する(してくれている)ものの範囲の広さとも言える。

家族、仲間、対戦相手、道具、会場、(他にもあるけど)そういったものが揃って初めて自分のサッカーが成り立っていることを理解している選手は感謝の気持ちを表現できる。
その表現は「ありがとう」という言葉だけではなく、行動に表れる。
例えば、1ミリ1秒をサボらない、ゴール手前で減速しない、ギリギリまでボールを追いかける、あと1歩寄せる、グランドを隅々まで綺麗にする、そういうところ。

そしてそんな選手は最後まで諦めずにプレーできる。
厳しい局面でも自分のサッカーを形成してくれているものたちが本人の背中を押してくれる(自分を動かすエネルギーになる)からだ。

自分のサッカーを形成する(してくれている)範囲(もの)の広さによってこの1ミリ1秒やギリギリまでの距離やタイミングが変わってくる。
たくさんの範囲を持っている選手は本当に細部に拘れる。

逆に自分だけでサッカーをやっている選手は本当に諦めが早い。
普段からありがとうを言えない、何でも当たり前だと思っている、そういう選手は残念ながら諦めが早い=つまり成長しない。

そんなことをトレーニングの様子をみて感じたりした。
AFCの選手には自分の諦メーターを確認して欲しい。

AFC茅ヶ崎 伊藤 大介


2021年9月15日水曜日

学習サポートをやるワケ

AFC茅ヶ崎では毎週水曜日、学習サポートというものを実施しています。
勉強を教えることはしていません。勉強方法をアドバイスしたり、本人にマッチしたスタイルを見つける作業をサポートしています。

学習塾のように偏差値を上げたり高校受験に向けた対策を講じたり、そういった高度なスキルは持ち合わせていませんが、
「勉強への苦手意識」がある中学生に「あれ?勉強ちょっと楽しいかも」という段階に導いてあげることはできます。

この辺りの感覚はサッカーの指導と似ているところです。

「やる気があるからできる」のではなく「できるからやる気が出る」のです。
この「できる」に到達するまではとことん付き合い、とことん模索します。
時には強制的に何かに取り組ませることもします。
「できる」→「楽しいかも」→「やる気スイッチオン」という未来を描きながらです。

AFC茅ヶ崎は文武両道を謳っているクラブです。
だからといってみんなが成績優秀なわけではありません、、、、、(今のところです)

勉強の仕方がわからない、家ではなかなか勉強しない、そういう選手が堂々と「僕たち文武両道で頑張っています!」と胸を張って言えるようになるために全力でサポートしています。

学習での成功体験は必ずサッカーにリンクしてきます。
実際に何人もの選手のそういう姿を目にしてきました。

学校の先生にはできない学習面におけるキッカケ作り、自分たちにしかできないことにこそ価値がある!という考えのもの学習サポートでコツコツ頑張っています。

AFC茅ヶ崎 監督 伊藤 大介



2021年9月14日火曜日

根性、気合い



根性論はAFC茅ヶ崎において、ほぼ存在しない。


というのも、論理的に思考し、身体はもちろんだが脳みそにも汗をかくことがAFCでは求められるからだ。

「ほぼ」存在しない、というのは根性論や気合いが好きなコーチがいるから。そう、私がそのコーチ。

根性論や気合いは、今の時代に合っていないのはよくわかっているし、AFCのカラーに合っていない。

ただ、チームにひとりこんなコーチがいてもいいと思う。気持ちで引っ張っていくような、盛り上げていくようなコーチが。
今までは、チームのカラーに合わせてクールを装っていたが、今シーズンからは気持ちを全面に出していこう。

選手の良い見本になることが、指導者の仕事。
モチベーターとしての新しい立ち位置で新たな刺激を与えていこう。


なによりも楽しんで。


選手も指導者も楽しんだもん勝ちだ‼️


AFC茅ヶ崎 コーチ兼事務局
小熊優一

2021年9月8日水曜日

自分を言語化する

今年の夏休みは個人的に今までにないくらいあっという間に過ぎ去りました。
充実していたからこそなのですが、それ以外にも痛みの伴う学びの機会もあったりで、とにかくてんやわんやな夏でした。

さて緊急事態宣言が、、、というご時世です。
当然ながら活動が限定されることもあります。

「この状況下だからできること」を今回も考える必要があります。
その中で考えて考えて考えていろんなことを試していますが、これは良いなと辿り着いたものが「自分を言語化する」作業です。

よくあるマンダラチャート(マンダラート)をベースに取り組み始めています。
マンダラチャートは自分の「夢(目標)」を中心に「やるべきこと」を細分化する作業になりますが、この「やるべきこと」を言葉で引っ張り出すことで「今の自分」が見えてくるような気がします。

〇〇のためには◆◆が必要だ
△△のためには■■が必要だ



と書き出していくうちに「自分は■■が得意だな」とか「◆◆は苦手かも」など、強みだけでなく弱みも含めて自分がさらけ出される作業になっていきます。

この「強み」「弱み」を理解することは非常に大事なことだと考えています。
そしてこの「強み」「弱み」を言語で持っておくことは自身の財産になってくれるはずです。

これが僕がいうところの「自分を言語化する」ということです。

なぜこんな作業に至ったのかというと、理由は2つあります。
①AFC茅ヶ崎の代表の話を聞いて「やはりそうだよな!」と思った
②自主練の質の向上=今チーム活動ができないケースがあっても個人でボールを触ることができる場所の確保に選手たちは尽力していますから、少しでもその時間を有意義にして欲しい!

その結果ブログのネタができたということです笑

自分を言語化できている方が、自分が取り組むべきことが明確になりますし、当然ながら動機もしっかりと持つことができます。
すると自主練が楽しくなるかなと期待しています。

時間は平等に与えられています。
その時間の中身の質で差をつけて欲しいですし、細部にこだわって運も味方につけて欲しいなと思っています。

ではまた、、、

AFC茅ヶ崎 監督 伊藤 大介