2018年10月31日水曜日

【10月31日(水)】コツコツx100

今日はハロウィンです。
駅前の商店街では博進会による「Happy Halloween商店街」という、賛同する店舗が協力して訪問してくる地域の子どもたちにお菓子をプレゼントする企画が行われました。


AFC茅ヶ崎の選手たちが入塾している「茅ヶ崎 適塾」も協力店舗として地域の子どもたちと触れ合わせていただきました。
(ちょっと中途半端なコスプレかもしれませんがお許しを、、、)


一番驚いたことは、子どもたちの来場数です。
こちらの想像を上回っていました。(空前のお菓子不足になり、"おかしの○ちおか"までダッシュしました)

ダッシュの途中で、この企画の最初から携わっている店舗の方に「すごい人の数ですね!」とお話を伺いに行くと、やはり年々参加人数が増えていて、近年は遠方からも遊びに来る子どもがいるとのことです。
そしてその年毎に前年の課題をピックアップして改善する=より良いイベントにする、という努力も当然ながら存在しているようです。

何事も初めは認知度も関心も低いのが当たり前かもしれません。
(よほどプロモーションに長けていたり、お金をかけていれば話は別ですが)

何かAFC茅ヶ崎に重ねて考えてしまいました。
我々AFC茅ヶ崎もまだまだ地域の認知度も関心も低いです。

しかし地域の子ども(選手)たちへ、サッカーを続ける環境を提供したい、サッカーを通じて格好良い大人になってもらいたい、サッカーを通じて地域に様々なものをもたらしたいからこそ、活動を続けています。

それが自己満足に終わらないようにしなければなりません。
このハロウィンイベントのように、地域の方々を笑顔にできる、信頼の置ける存在になるためにも、遠方からでも通いたいと思っていただけるようになるためにも、何が必要なのか???

自分たちとしっかりと向き合い、即効性を求めずにコツコツと歴史を積み重ねていくしかありません。

この商店街=地域に根ざした活動を目の当たりにして、改めてAFC茅ヶ崎の存在価値について考えさせられたことに感謝です。

とにかくAFCも勉強もコツコツx100やっていくしかありません。


このコツコツ空間に新しい仲間が増えてくれますように!

伊藤 大介

2018年10月26日金曜日

10月26日(金)応援に感謝

先日、試合のビデオを撮影するために、保護者の皆様がいる応援席側で試合を見ていました。
AFCは中学生のクラブとしては珍しく、たくさんの保護者の方が応援に来てくれています。
選手が試合をしている中で「頑張れ!」「ナイスプレー」という声がよく聞こえてきました。このような応援は確実に選手の力になっていますし、聞いているこちらも気持ちが良かったです。


日頃から選手にも、仲間・チームがポジティブな気持ちになれるような言葉がけをしよう!ということを伝えています。保護者の方が良いお手本になっていただけていることありがたく思います。

今後とも応援お願いいたします。

そしてゆくゆくは保護者の方だけでなく、地域の皆様にも応援いただけるようなクラブを目指して、日々真剣に活動していきます。


小熊優一

2018年10月23日火曜日

【10月21日(日)】みんながワクワクするチームに


先週に引き続き、今週のリーグ戦も惜敗。
非常に良いゲームだったことは確かですが、自信を掴むところまでは至っていません。
何とか勝利を掴むことで「自分たちは成長している!」と心から思える状態にしてあげたいのですが、力及ばず、、、、、悔しいです。

実際にゲームの中身を覗けば、技術的(身体、ボール、ゲームの扱い)にはまだまだ稚拙な面が多々あります。
しかしながら、自分(たち)が今できることは精一杯出し切れています。
その結果、これまでであれば大敗しているであろう相手にも得点を奪い、苦しめるところまで戦えているのだと思います。

力を出し切ることができている要因の一つに「ポジティブさ」があります。

・誰もミスをしようと思ってプレーしていない
・誰もが自分のプレーを褒められたら嬉しい(気持ちが乗る)

メンタルコンディションを整える上で、重要なファクターです。

至極当然のことなのですが、いざ真剣勝負が始まると「勝ちたい」気持ちがある故に、わかっているのに仲間のミスに対してつい文句や批判に近い言葉を発してしまう(=思考してしまう)ことがあります。
特にまだまだミスが多いAFCの選手たちですから、その事象に対してネガティブな思考や言葉が出てしまうであろう場面は多々あります。

しかし、これも実は日々の積み重ねの結果に過ぎません。

つまり日頃のトレーニングでの姿勢・振る舞いがそのままピッチ上で表現されます。
日頃からネガティブなワードが飛び交っていれば、当然ゲーム中にも同じ現象が起こります。
逆にポジティブなワードが飛び交っていれば、言わずもがなです。

仲間のミスに対してフォローのアクションを起こすことが習慣化されていれば、ポジティブな言葉だけでなく、トランジションのところの質も上がります。

そして、「仲間の良いプレーを褒める」ということは「仲間の良いプレーやできるプレー、得意なプレーを理解する」ことにつながります。
要するに、仲間を理解することができる=お互いの頭の中を覗くことができている状態でプレーできる=スムーズでダイナミックなグループアタックにつながります。

ここ最近のAFCのトレーニングやゲームはこの「ポジティブさ」を維持することができています。
だからこそ、練習中のミスの質も上がり(積極的なトライによるミス=振り返りしやすい)、試合でも力が圧倒的に上の相手にも最後まで行方が分からない勝負をすることができています。
(たくさんの保護者の方の応援もかなりポジティブになってきました)

きっと見ている人たちをワクワクさせることができているのではないかと考えています。
僕自身もベンチから見ていて非常に楽しいですし、ワクワクしています。

最後のステップは「プレーしている本人たちがワクワクする」ことです。
このためには楽しいことばかりでなく、地道な経験も必要です。
引き続きポジティブにコツコツ積み重ねることで、選手たちがワクワクできるチームまで引き上げていきます。

伊藤 大介

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2018年10月17日水曜日

【10月17日(水)】雰囲気

昨日の日本代表の試合がありましたね。
監督が代わり、日本代表も世代交代が進み、若手とベテラン組との融合がどうなるかが話題となっています。中学生でいったら中1と中3のような関係なのでしょうか。少し違う気もしますが、中学生年代の学年が2つ上というのは、数字以上に遠い存在だった覚えがあります。
AFCの選手たちは中1〜3まで仲が良いです。先輩だから後輩だからという概念があまりなく(これが良いのか悪いのかは一概には言えませんが)、1年生だから準備をする、片付けをする、ということもありません。AFCの伝統として守ってほしいところです。そんなところもあり、コミュニケーションがはかれているのだと思います。
そして、上級生は後輩の面倒見がよく、下級生は先輩への尊敬があるからこその仲の良さであることは間違えありません。



チームの雰囲気というのは、指導者次第で良くも悪くもなります。
実際に、雰囲気がいいな・楽しそうにサッカーをしているなというチームと、サッカーをつまらなそうにやっているチームとがあり、AFCはどうかと振り返るきっかけになりました。

今、練習している形が試合で出始め、チームとしてのパフォーマンスが上がり、チームが1つにまとまっているように思えます。
先日の先制点のシーンでの盛り上がりを見る限りは、チームの雰囲気も良いのではないかと感じています。

雰囲気を良くするには、チームを、仲間を考えて行動することが大事になってきます。
他者を考えての言動は自ずとポジティブなものとなるはずですが、無意識的にネガティブな言動が出てしまうことがあります。それは私もそうです。
ネガティブな言葉、態度をポジティブなものに変えるのには、少しの意識が必要だと考えています。その意識とは、我慢であり、視点であり、実行することです。

自分のための言動なのか、チームのための言動なのか。
どちらの言動がチームを勝利に導くのか。

次節10/21のリーグ戦も楽しみにしたいと思います。



小熊優一




2018年10月14日日曜日

【10月14日(日)】感触を実感に

久しぶりの投稿になってしまいました。
続けることが大事、、、、、リスタートします。

本日はリーグ戦が開催されました。
慣れ親しんだHomeグランドで、当たり前の光景すぎて感謝を忘れてしまいそうなほどにいつも多くの応援を背に、いつも以上にポジティブに勝利を目指して戦いました。

保護者の皆様、本当にいつも応援ありがとうございます。


ここ最近の試合では、試合ごとにこのチームのベストゲームを更新しています。
とは言っても、それはあくまでも「こちら側」からみた視点であり、選手たち(や保護者の方たち)の中では、その【実感】は湧いてこないのが現状と言えるのではないかと考えています。

それではただの指導者の自己満足になってしまいます。
成功体験を掴むという意味でも、一番満足して欲しいのは選手たちです。

選手たちの中にも「オレたちは戦えるようになってきた」という【感触】は確実にあります。
それはプレーやその表情に自然と"自信"となり現れています。


弱々しかったあの選手があんな老獪なプレーを!
ぎこちなく自信なさげだったあの選手があんなに力強いプレーを!
おっちょこちょいで、いつもしょんぼりするあのタンクがあんなに逞しく堂々と!

こういった選手たちの成長には目を見張るものがあります。

それでも勝利という結果をつかめていない以上、その【感触】が【実感】に変わることはないと思います。
決して勝利至上主義なチームではありませんが、選手たちの成長には勝利も敗北も両方必要です。
当たり前ですが、勝負事に挑む以上は勝利を全力で目指します。
それができなければフェアプレーとは言えません。

とにかく、彼らの成長のスピードを上げていくためには、今こそ勝利が必要です。

間違いなく全員が手を抜くことなくトレーニングに励んでいます。
だからこそ、全員が間違いなく上達しています。

では勝利を掴むために、【実感】を味わうために、できることは何か???
もちろん引き続き本気でトレーニングに臨むことは不変です。
それ以外にもできることはないだろうか???
絶対にあるはずです。

一つ、答えは見つかりました。
それをここ数週間のトレーニングで落とし込み中、本日の試合前のミーティングでもそれについて共有しました。
まだまだうまく吸収させてあげることはできていませんが、選手たちは一生懸命実践しようとし、その片鱗を表現できるようになっています。


やはり行き着くところは、

サッカーはサッカーのトレーニングでしか上達しないが、サッカー選手はサッカーのトレーニング以外での成長が不可欠である

というところです。

だからこそAFC茅ヶ崎を立ち上げました。
AFC茅ヶ崎だからこそ、あの選手たちはここまで成長できた!
と胸を張って言えるところまであと僅か、、、、、妥協することなく選手たちを信じて【実感】を目指し、答えを求め続けます。

このチームの物語もいよいよクライマックスです。
史上最幸の笑顔を摑み取れ!


AFC茅ヶ崎 監督 伊藤 大介 https://www.afc-chigasaki.com/

2018年8月31日金曜日

【8月26日、27日】富士登山

今年も行ってきました、毎年恒例の富士登山。
AFC茅ヶ崎としては、3回目となる今回は絵に描いたような快晴!
最高のコンディションで日本一の山に挑戦しました。


今回もバスタ新宿から高速バスで5合目まで移動し、そこから登山開始です。
みんな富士山へ臨む準備は万端な様子。
一部、完全に富士山をなめてランニングシューズで登ろうとする猛者も(苦笑)


開始間もなくちゃんとした靴(トレッキングシューズ)を準備すればよかったと後悔していました。準備の大切さを学びました。3回富士山に登った私からすると、フル装備でなくとも富士山を登る際に必須アイテムのひとつです。

準備も終え、いよいよ出発! 


雄大な景色を見ながら歩を進め、歩くペースを合わせながらチームで動いていきます。
とはいえ、歩くスピードにも少し差がありますので、普段あまり見ない組み合わせで歩きコミュニケーションをとっている姿もあり、これも富士登山を実施している良さだと感じました。


たわいもない会話をして楽しく登っていられるのも6合目の途中までです。
平坦な道から岩の道へと変わり、ここからが富士山の辛いところ。
岩に手を着きながら登ったり、岩場に合わせて次の足をどこに置くか、どこを登っていくのかを考え、どうしたら身体の負担を減らせるかと柔軟な思考も求められます。


7合目を過ぎるて仮眠をとるための8合目まであと少し。
みんな肉体的にも精神的にも疲労を隠せない様子でした。


しかしその中、自分が辛い状況で仲間にポジティブな声掛けをする選手が出てきました。
引率しているコーチ陣も疲労が見えてきた中、このような声掛けができる選手が出てきたことは嬉しく、私自身も気持ちが楽になりました。
やはり、「声」は大切ですね。もちろん声掛けの質にもよります。気持ちを上向きにする声かけは良い声掛けと言えるでしょう。逆に気持ちや雰囲気を下げる声掛けもあります。
自分が辛くなった時にどのような声掛けを出来るかが、本当の人の強さなのだなとこの富士登山を通して再確認しました。


そして、8合目の山小屋に到着。



ここでは、御来光へ向けて夜中に出発するために、休憩・夕食・仮眠をとります。
ここでの過ごし方、山小屋に泊まる意味を分からずに自分勝手な行動をとる選手がいました。山小屋に着くまでの言動・アクションが良く、中学生ならば感じ取ってくれると期待もあっただけに、残念なところでした。ただ、このような経験を積むことで人としてのステップアップができることを信じています。

そして真っ暗で寒い中、頂上へ向けて出発。
この日は満月でとても綺麗に星も見え、地上で騒がれていた雷も富士山からは幻想的でした。夜も景色が良かったです。



眠さ・寒さ・疲労、あとは暗いことがストレスになり、次第に話さなくなる選手たち。
実際、酸素の薄さも感じ、辛い・きつい時間が増えました。
途中、怪我明けの選手の怪我再発によりリタイアすることになりましたが、精神的な辛さもあったのだと思います。リタイアした選手の分も頑張ろう、と気合を入れなおす選手たちで頂上への歩を進めます。

そしてついに頂上に到着!



疲労困憊の選手たち、寒さ眠さと闘いながら御来光を待ちます。
御来光までは1時間ほどあり、その待ち時間がもしかしたら1番辛い時間だったかもしれません。ただ、元気な人もいました(心強い)。




ただ、その辛さはこれを見て吹っ飛びます。

 

写真でこれほどの美しさ、頂上まで登ってきた達成感に浸りながら肉眼で見る御来光は言葉では表現できません。
御来光を見るのは3回目ですが、間違えなく1番綺麗でした。


私の手袋が移りこんでしまいましたが、そこはご愛敬で。(笑)
この景色を見て、選手たちは何を感じ、何を思ったのか。
間違えなくこれからの選手たちにプラスに働くことでしょう。


残るは下山のみ。


砂利道でがくがくの足をさらに苦しめるような道が延々続き、個人的には登りよりも下りの方がきついと感じます。

下りでリタイアした選手とも合流し、無事5合目に戻ってきました。
充実の表情の選手たち。帰りのバスでは爆睡でした。



日本一の頂きへ登り、御来光を見て、選手たちは何を感じ・何を思ったか。
来週には選手ブログでコメントを公開予定です。是非ご覧ください。


来年もまた登ります。
私は次で4回目。富士登山インストラクターになるために頑張ります(笑)

AFC茅ヶ崎
小熊優一



2018年8月14日火曜日

【8月12日(日)】リスタート


8月11日(土)、高円宮杯の神奈川県予選が行われました。
AFC茅ヶ崎は3年生を中心にこの大会で1試合でも多く戦うことを目標としてきました。

しかし、その目標も儚く散り、3年生にとっては非常に悔しい敗戦となりました。
5日間のオフ期間に入るタイミングで急遽組み込まれた試合日程でしたが、これはなんの言い訳にもなりません。

むしろ、いつ試合が来ても良いように準備して来たつもりです。
日常の積み重ねしか試合では表現できません。
そういった意味でも直前に何かを足掻いたところで知れています。

「やれることはやってきた」今の選手たちの状態を見て、胸を張ってそう言うことができます。

それでも選手たちはギリギリまでできることはやっておき、後悔したくない!という気持ちが行動に表れていました。
試合前日には選手たちだけでミーティングを行い、試合に向けて士気を上げて臨んでいました。
それぞれがどんな気持ちで試合当日を迎えたのか、キャプテンが全員の想いをメッセージにして私へ送付してくれました。

もうこの状態になると、試合当日にこちらでやることはほとんどありません。
無事に、できるだけ良いコンディションでピッチへ送り出すだけ。
あとはピッチ上で選手たちが一つになって戦うはず、と目論んで当日を迎えました。

その予想をはるかに上回るほどのパフォーマンス、モチベーションを各選手が表現していたことに、驚きと喜びがありました。
と、同時に「何とか勝たせてやりたい」という気持ちが一層強くなったことも事実です。

結果は前述の通り、敗戦。
力を出し切ることはできました。それでも悔しいものは悔しいです。
勝たせてやることができなかった私自身も、力の無さを痛感し、現実を受け入れることに時間を要しました。


試合の前後に彼らに話したことがあります。
それは「誇り」についてです。

(試合前)
ギャラリーの多さに驚きました。
ホームチームである対戦相手をはるかに凌ぐ数。
ほとんどの保護者の方が応援に来られていたことが非常に嬉しく思いました。(中にはOBの顔も)
「これだけの数の人々に応援されるチームになったことを誇りに思おう」と選手へ伝えました。


(試合後)
泣き崩れる3年生たち。
普段は見せることがない表情に、いかにAFCでのサッカーが、この仲間たちとの空間が大事なものだったのか、嫌という程に伝わってきました。
なかなか試合には勝てないチームでしたが、この試合を迎えるまでの過ごし方と試合当日の彼らの姿をみて、彼らの指導者であることを非常に誇らしく思いました。


これだけ自分自身の、関わる人たちの胸を熱くすることができるAFC2期生。
間違いなくその背中を3,4期生は憧れ、追いかけていきます。


そして、今大会がラストではありません。
まだまだ公式戦は続きますし、まだ手にしていないものがあります。

必ずまだ手が届いていないところまで到達して送り出すことを誓います。

2018年8月3日金曜日

【8月3日(金)】北海道キャンプ5日目


北海道キャンプ最終日は午後のフライトということで、午前中に酪農体験に行ってきました。
別海町は人口6000人ほどで牛の数は15万頭とのこと。
本日は根室のフォームにお世話になりましたが、こちらも人の何倍もの数の牛が人々の生活を支えていました。

牛だけでなく、馬や豚、山羊など多くの動物たちを間近で見る機会をいただき、さらにはあの「別海町の牛乳」からバター作りを体験。



牛乳の構造からどのようにバターが作られるのかを実際に体験しながら作らせてもらい、最後にはこれも北海道産の美味しいベーグルが登場し、できたてのバターで美味しくいただきました。


なかなか茅ヶ崎ではできることのない体験をさせてもらい選手たちも興奮気味でした。
今日はたまたま牛を放牧するタイミングにあたっため、大迫力の牛の群れを間近で見ることもできました。


北海道の味を噛み締め、これもまた機会の少ない「小さな空港」での搭乗へ向かいます。
成田空港や羽田空港が一般的な空港のイメージだった選手たち、この中標津空港のある種の可愛らしさにも何かを感じてくれたようです。


広大な大地でのトレーニング、そこで育った選手たちとの交流戦やふれあいトレーニング、そして元祖SDトレーニングと本場の乳製品を味わった5日間。
他にも様々な出会いや経験がありました。

これらの経験は目先のためだけに活かせるものではないと思います。
選手たちの長い人生の中でこの北海道キャンプで経験したことがポジティブに働く機会があることを心から願っています。

【8月2日(木)】北海道キャンプ4日目

昨日、今日と「こんなに暑いことはない」と現地の方々が口を揃えていた4日目。
僕らからすると「そこまで暑くないです」というレベルでしたが(笑)
確かに快晴の中でのトレーニングが実施できました。


昨日の別海中央中学校さんとのトレーニングマッチで頂戴した課題を改善するトレーニングを行い、このキャンプのトレーニングは終了。
午後は地元の少年団「別海サッカー少年団」の選手たちに集まってもらい、中学生とのふれあいサッカー教室を開催しました。
(AFC茅ヶ崎の選手目線だと、小学生とのふれあいサッカー教室。という狙いもありました)


とても素直で明るい選手たちとの時間を過ごすことができ、昨日に引き続き新しい仲間が増えました。
AFCの選手たちも刺激をもらうことができて本当に感謝しています。

別海サッカー少年団さんの監督や代表の方、保護者の方ともお話をする機会をいただきました。
我々が感じている、この素晴らしく、有り難い天然芝でのトレーニング環境も実は半年間しかないということを伺い驚きました。
10月中旬〜GW明けまでは気候の関係で利用できず、体育館でのトレーニングに強いられているとのこと。
言われてみれば確かに!ですが、実際に実情を伺うと、なぜその環境下でもこれだけ素晴らしい選手たちに育つのか?不思議でした。(昨日対戦した中学生の大半も別海サッカー少年団の卒業生とのことでした)

北海道の大地は我々が思っていた以上に奥深いです。



そして、この偉大なる別海町の大地に足跡を残すべく、最後の締めとして「SDトレーニング」を行いました。



このチーム史上一番カッコ良い表情で全員が走り切っていました。
やはりこの大地には得体の知れないポジティブな何かが秘められているのかも知れません。

この別海町でのキャンプはSDトレーニングや食トレ、地道なサッカートレーニングなど「しんどい」ことが多かったと思います。
その反面、新たな出会いやワークでの気づきもあり、多くの収穫を得ることができました。

たくさんのお土産を持ち帰ることができたこと、それはこの地に送り出してくださった保護者の皆様の協力があったことを選手たちは理解しています。
毎回リレー形式で食事前の挨拶をしていた選手たちから自然と感謝の気持ちが溢れていました。

明日、めちゃくちゃ暑いというニュースを見ている中で関東の地へ戻ることへの不安はありますが(笑)、胸を張って戻ります。