一聞をいかにして一見に近づけることができるか?
武士の一分ならぬ【指導者の一聞】
指導者は一聞に魂を込めて勝負しなければならない。
【百聞は一見に如かず】
というが、これはまさに本当だなとつくづく思うシーンは多々ある。
梅雨時期のリモートトレーニングはまさにそれを痛感するシーンであると同時に“指導者の言葉(一聞)”は常に試されているのだということが表面化する場面でもある。
選手たちの“一見”は、例えば技術的な側面での動作であったり、ある場面を切り抜いた現象だったり様々だ。
もちろん「みる力」によって見え方や受け取り方に差はあるが、話を聞くよりもわかりやすいことは多い。
だからこそ百聞は一見に如かずという言葉が今でも使われているわけだ。
では“一見”だけでレベルアップに繋がるのか?
それはNOだと思う。
“一見”のときに脳内で「言葉」がリンクしているかどうかが「みる力」の差になっていると考えている。
「みる力」があるかどうかは「みた後のアウトプット」が一つの指標になる。
スムーズにアウトプットできる選手は脳内で言葉の整理ができていることが多い。
対話や振り返りの中で確認すると自分の言葉で整理整頓できていることが明らかになる。
そしてその逆も然り。うまくアウトプットできていない選手は言葉での整理整頓もできていないことが多い。
だからこそ“指導者の言葉(一聞)”は重要だ。
“一見”のときと同じような映像を“一聞”で脳内へ伝えること。
それができれば“一見”のときや実践のときに“一聞”の言葉がリンクして吸収率や実践率、成功率はグンと上がる。
だからこそたくさん話しすぎてもダメだし、言葉のチョイスもセンスが問われる。
どれだけ“一聞”が“一見”に近づけるのか?
一聞に魂と映像を込められる指導者になろう。
そしてまだまだ先は長い、、、
百聞は一見に如かず
百見は一考に如かず
百考は一行に如かず
百行は一果に如かず
百果は一幸に如かず
一幸は一皇に如かず
頑張り学び続けなければ!
AFC茅ヶ崎 監督 伊藤 大介
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