自分の強みってなんだろうか?
意外と自分を理解していない選手って多いと思う。
それぞれにサッカーをしていて楽しい瞬間や場面を聞いてみると、本人の良さと乖離しているケースがあったりする。
ただし、ここでいう「本人の良さ」はこちらの主観も入っているけど。
でもよくよく聞いてみると、時には過去、時には現在(最近)の仲間やコーチから「褒められた」プレーについて言及していることが多い。
それを踏まえると(こちらの主観も入ってしまうけど)、こちらが良い!と思っているプレーはとことん褒めてあげたい。
その作業は「オレって〇〇が得意なんだ!」というある種の思い込みにつながり、結果的に自信を持って実践でき、本人が"強み"として意識できるようになる。はず。
そうやって自信が持てるプレーを活かしてイメージ通りのプレーができた瞬間の"楽しさ"に出会えることができれば、どんどん欲深くなる。
それがもっと上手くなりたい!とか早く練習がしたい!という動機につながる。はず。
サッカーがなんとなく楽しいのではなく、〇〇なときがめちゃくちゃ楽しい!と専門的な(オタク的な)楽しみを覚えた方が探究心は強くなる。はず。
だってオタクってその道のプロだから。楽しめるプロになって欲しい。
AFCのみんなにもそれぞれの「才能」があり、もっとそこにスポットライトを当ててあげなければならない。
足が速い、ジャンプ力がある、キック力がある、目に見えやすい才能もあれば、
立ち位置やスタートポジションの微調整がうまい、立ち方や歩幅の調整がうまい、一見わかりにくい才能もあったり。
そんな各々の才能を共有できるグループになって、自分自身と仲間の力を存分に発揮できる「人」に育てよう。
それは社会に出ても必要なスキルだから。
とても大変だし、誤解されがちかもだけど、ある選手にめちゃくちゃな(はちゃめちゃな)才能があることに気づかされそう感じた今日この頃。
AFC茅ヶ崎 監督 伊藤 大介