2015年11月17日火曜日

自分向上のスタートライン【伊藤大介】

自分自身にメリハリがつかなくなると、選手の活動にもメリハリがつかない、そんなことを意識しながら常に刺激を求め続けています。
すると、あっという間に2015年も1ヶ月半。

そうやって考えると1期生の3年間というものは、あっという間に過ぎてしまうのだと思います。
だからこそ、1日1日、1回1回のトレーニングを大事に過ごしていきたいと思いますし、そのための準備を怠らずにアクション・アプローチしていきます。

先週末は、
自分との勝負に勝つことができるか?
雨天時のトレーニングということもあり、そんなことをテーマに取り組みました。

・何も言われずとも自分の力を出し切る選手と貢平コーチ
・こちらにお尻を叩かれながら自分の力を出し切る選手
・お尻を叩かれても不要な余力を残してしまう選手

三者三様でしたが、望ましい姿勢は言わずもがな。
金曜日から日曜日までの3日間をかけて全員が自分の力を出し切るようにはなりました。

自分の力を出し切る=がんばる=当たり前の姿勢

僕はそう考えています。
ですから、自分の力を出し切ったからと言って褒めたくはありません。

そこで自分の力の現状を知り(気づき)、振り返り、不足している力をトレーニング以外の時間で身に付けようと努力・苦労することで変化が見えた時に心から褒めてあげることに、褒められる側にも初めて価値が生まれると考えています。

努力・苦労というフィルターを通して知る成功・達成の味は格別ですし、そうやって自分を高める作業をサッカーで学び、日常の生活や学習面でも力をつけていって欲しいと思います。

実際に力が劣っていることを痛感した選手もいました。
悔しい想いをしたはずです。

しかしそれは自分の力の出し切ったからこそ感じることができた悔しさ。
余力を残して得た悔しさなどは偽物であり、今回得たものはまさしく本物の悔しさです。
この気持ちを努力というアクションへのモチベーションにして欲しいです。

つまり自分を高めるための“スタートライン”に立ったということです。

これからの選手のアクションに期待しています。
そしてその意識が継続できるような刺激を常に用意してあげたいと思います。

伊藤 大介

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