2018年4月9日月曜日

結局は捉え方

6日間で3試合も開催されたU-15リーグ戦。
春の3連戦でどのような戦いを見せるのか?非常に楽しみにしていましたが、獲得できた勝ち点は「1」(初勝ち点を獲得できたことは喜ぶべきことです!)

この3連戦に入る前に新3年生が2名離脱というアクシデントに見舞われました。
実は、この2名の離脱をアクシデントと捉えてしまった私に一番問題がありました。

確かに、
・GKでありキャプテンでもある選手
・成績優秀、文武両道を目指す選手
この2名の離脱は大きな影響をチームに与えます。

そこに加えてどっしり構えていなければならないはずの私が動揺し(ていたのだと昨晩に振り返って気づきました)アクシデントという意識を選手に伝えてしまったことを申し訳なく思います。

選手たちには35km10時間を夜通し歩くことができる逞しさがあったはずです。
この2名の選手の離脱という機会こそ「苦しくなった時にどうするか?」が試される時だったのではないかと悔やんでいます。

堂々としていたつもりが、何か頼りなさげに、弱気になっていたことは間違いありません。
結果的に最初の2試合は苦しくなった時に下を向き、口数が減り、足も止まり、悪循環のお手本のような状態になりました。
これは選手の責任ではありません。
先にも述べた通り、私がその状態を受け止めることができなかったことが全てです。

昨晩、振り返り猛省しました。

やっと3連戦の3試合目にして開き直ることができました。
そして彼らにも当然のごとく意地があり、このままではダメだ!という強い意志と覚悟、開き直りをウォームアップから感じることができました。

その勢いと昨晩反省会をさせてもらった二人のスタッフに助けられ、私自身も前を向いて試合に臨むことができました。
この感覚が久しぶりで、いろんなことを思い出させてもらいました。

もちろん私が開き直れたからではなく、逞しくなった選手たちの力があったからこそ獲得できた勝ち点でした。

結局のところ、今ある状態をどのように捉えるかで物事の見え方が変わり、その影響でプロセスやオーガナイズにも変化が生まれるということを改めて学ぶことができました。

結果的に、自然と保護者の皆様の応援の声は熱を帯び、選手たちはそれに背中を押させる形で躍動し戦い抜きました。
スコアだけ見れば消化不良というよりも、勝てたのではないかというポジティブな悔しさも残りました。
それはつまり次(のトレーニング)への道標となったはずです。

何事も捉え方一つで道筋に変化が起こる、つまりどのような選択をしアクションを起こすかということが非常に大事であり、その選択をするためのベース(クラブビジョン)がいかに重要かということを思い知らされた3連戦でした。

次こそは3ポイント獲得できるように、今から時間を大切に使っていきます。


伊藤 大介 

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