先週末、久しぶりにみんなが揃っての試合を見ることができました。
ゲームを客観視しながら感じたことは、「間違いなく全員が成長をしている」ということです。
全員が思考し、工夫しながらチャレンジするサッカーがピッチ上で繰り広げられています。
これは選手たちが吸収する力を持ってトレーニングに励んできた成果だと思います。
1年間無事に13名の選手が前進することができました。
僕が直接指導させてもらうようになってから早くも8ヶ月目に突入しました。
しかし、残り24ヶ月しか時間がないことに、危機感を覚えていることも事実です。
今は全員が思考しながらピッチに立つサッカーを展開していますが、今後さらなる飛躍を求め、全員が同じことを思考しながら動き・プレーするサッカーを追求していきます。
そのためにも、サッカー(技体)はサッカーのトレーニングで、人間的成長(心)はサッカーのトレーニングだけでなく多角的なアプローチで、1日1日を大切に過ごしながら、自分を高め続けて欲しいと思います。
そんな一定の満足感や達成感があるゲームを見ている中でも、「相変わらずの」課題が至る所に顔を出しています。
これが危機感を覚えている要因です。
それは「一人一人のプレーの質」という部分。
一つのキック、一つのトラップ、一つの走り、一つのフィジカルコンタクト、こう言った個々の技術がまだまだ不足しています。
せっかく個人でも全体でも連動して良いプレーやイメージを表現しようとしているのに、自分のミスで台無しにしていることや、走りきれずにパフォーマンスが落ちてしまうことが多々あります。
トレーニングの中で、個人技術を上げるドリルやフィジカル的な要素を含む訓練を繰り返し行ってきています。
それでも同じようなミスが起こり続けているという事実は、つまるところトレーニングが実になっていないということです。
練習での取り組みがそのまま試合のピッチ上に顔を出します。
つまり試合は練習の鏡、ということです。
決して選手たちだけの責任ではなく、アプローチするこちらの工夫も不足しているということだと痛感しています。
もっと意識高く、自分を高めることへ追求できるメンタルコンディションへと導きたいと常に考えています。
間違いなく、意識の質の向上が、プレーに質の向上につながります。
のんびりしている暇はありません。
残りの時間を意識しながら、選手たちの意識の質の向上を追求していき、努力することの価値を体感させたいと思います。
伊藤 大介
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