2015年9月6日日曜日

まだまだ【伊藤 大介】

久しぶりのブログ投稿となります。
北海道にブログ魂を忘れてきてしまっていたようです、、、、、すみません。

さて7月の北海道遠征から選手を指導する機会を頂いてから早くも1ヶ月が過ぎました。
僕なりにですが、選手との距離は少しずつ縮まってきたのではないかという感触があります。
選手それぞれのキャラクターや特徴も自分なりに理解し始めています。
逆に慣れてきてしまっている節もあるため、緊張感を常に持ってピッチに立てるような環境作りを継続しなければならないと、自らを集中させています。

サッカーのトレーニングという部分は一定の成果が出ています。
顔を上げ、脳みそを働かせながら、状況をみて、考えてプレーする、走る、ということが習慣付いています。
しかしその質(判断、プレーの精度、チャレンジする勇気)はまだまだですので、意識を高く持ってピッチに立ち、向上心を維持できるようにして欲しいと思います。

もちろんそういう前向きな気持ちを持てるようなクラブでありたいと思っていますが、それと同じくらい、そういう意思がある選手が集まるクラブであるとも考えています。
結局は自分がどうなりたいかというイメージを持って、並ではない努力をできるかが1番大切なファクターだと思います。

そのための「気づき」の場面をいかにして作ることができるか?
これが僕たち指導者の重要な役目の一つです。

そういった意味ではピッチ外の部分からもアプローチしていく必要があります。
例えば「整理整頓」とは?

ピッチの中だけでなく、外でも非常に大切な気づきです。
以前、選手たちに「整理整頓って何?」という質問をしました。

整理とは?整頓とは?

 ・整理…綺麗に整えること(結果的に美しくみえる)
 ・整頓…使いやすい状態に整えること(結果的にものごとがスムーズに運ぶ)

このような言葉を伝えました。

以前はバッグが綺麗に向きを揃えて並んでいるだけ。
それがここ最近は(油断してぐじゃぐじゃな時もありますが)、バッグは並んでいるが向きはそれぞれ異なる方向を向いています。
本質的な整頓の入り口に入ってきました。
それぞれが使いやすい(ものを出し入れしやすい)状態を作っています。

見栄えは整理だけされている向きの揃ったものよりも美しくはありませんが、それぞれの意思がある向き方であることが整理整頓されているというメッセージだと信じています。

選手にそういう狙いがあるの?と聞くと、
「はい!」と答える選手がいます。

同時に、
「いや、特に考えていませんでした…」と答える選手もいます。

う~ん、、、、、まだまだですが、徐々に意識がある選手が増えてくればその影響力も強くなってくると思います。

そう。まだまだなのです。

例えばゴールを運ぶ時、まだまだ小学生みたいに「重いー!」といって盛り上がってしまう。
なにか粗相がある、まだまだフォローに至らず「僕じゃありません」と自分を守りに入ってしまう。
自分たちでトレーニングをしてみる、まだまだ意思が弱く「1つ1つのプレー」を大切にしていません。
ブログのアップ、たくさんアップして満足、まだまだ集中不足で期間があいてしまう(僕のことです)。

まだまだだらけのAFC茅ヶ崎。
まだまだがたくさんあるということは、まだまだ成長できるということです。

我慢して、見守りつつ、気づきの機会を作っていきたいと思います。

伊藤 大介

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