2018年4月1日日曜日

StaySmart StayFoolish【ナイトウォーク2018】

今年はついに晴れました。
ナイトウォーク2018、選手たちは35kmコースを夜から朝にかけて歩きました。
新入団選手は初めてのAFC茅ヶ崎の選手としての活動、いきなりサッカーではないというところがAFCらしさ。さて、今頃は夢の中でも歩いているのでしょうか?笑

この活動のそもそもの目的は「我慢と気づき」
そこに「チームワーク」やAFCの指針となっている「StaySmart StayFoolish」であることを加えて臨みました。



夜間に35kmもの道のりを、しかも普段は自転車や車で通っているような道を歩くということは非常に大変なことです。
はっきり言って「馬鹿げた」行為とすら言っても過言ではありません。

最初はみんな楽しいです。興奮しています。
それは当たり前です。みんなで一緒に歩くのですからワクワクします。
どんな話をしようかな、おやつはいつ食べようかな、などなど。
ポジティブなイメージだけが先行します。





そして、お約束ですが、時間の経過とともにどんどん心身に疲労が蓄積され、きつい状態になってきます。
眠い、疲れた、足が痛い、話すことすら面倒、、、、、

なんでこんなことをやっているんだろう?
もう帰ってシャワーを浴びて布団に入りたい!
みんな頭の片隅でそんなことを考える時間に突入します。





ここからがナイトウォークのスタートです。
この状態になるまではウォーミングアップ。

「やる」と決めた以上は「やり切ること」が非常に大事。
始まってしまったら終わりを迎えるまでは我慢して戦い続けるしかありません。
そう、サッカーの試合と同じです。

自分のペースで歩きたい、休みたいタイミングは山ほどあります。
でも、自分だけ休んでしまったら?
きっと失点します。きっとゴールが遠のきます。

チームスポーツであるサッカーは、チームとして機能することが非常に大事。
そのためにも呼吸を合わせること、我慢することは欠かせません。
忍耐強く、一歩ずつ前進しゴールを目指し続けることは勝利を掴む上で重要な姿勢です。

そして、「やる」以上はネガティブな状態で時間を過ごすことは、ナンセンス。
ネガティブな時間帯、試合中もそんな状況は多々あります。特にAFCでは。

苦しく、辛い、しんどい状況をいかにしてポジティブに過ごせるか?
「どうせやるなら楽しんでしまえ」とアホになってしまう割り切り・開き直りも肝心です。

今回は一緒に歩かずに、リスク管理者として車で追いかける役となった僕も、身体的にはキツくなかったですが、常に待つ、それを寝ずに10時間以上続けることは、なかなか大変でした。(選手のそれと比べたら大したことはありませんが)



待っている最中、身体も鈍ってしまうため、車を降りてはジョギングをしたり、スマホで曲を流してラジオ体操をしたり、人目を憚らずに「そんなことはどうでもいい!」と開き直り独りの時間を楽しみました笑(通報されないレベルで)



丑三つ時あたりからが勝負です。
ここで下を向くのか、上を向くのかで「完歩」できるか否かが決まってきます。
死のロード(と勝手に読んでいる)ルートに突入すると、道は暗い、車は人の力では到底かなわないスピードで追い越していく、先が見えない、、、心がやられそうになります。
ここからがAFCのウェアに刻まれている「StaySmart StayFoolish」で在るかどうかが試される時です。



このとてつもなく辛い状況をどれだけアホになって楽しめるか?
繰り返しますが、始まった以上は終わりまでやるしかないのです。
であれば、この非日常をどれだけ楽しく過ごせるかが勝負。

当たり前ですが、前を向いてポジティブに過ごす方が時間と道のりは早く経過します。
普段、起きているはずもない時間を、仲間とともに過ごしているのですから、楽しまない方が勿体無いくらいです。

そう思えるようになると、とてつもなく辛いと思っていた状況がさほどでも無いような感じます。
いや、むしろ楽しいな、と思うことで気が楽になり足取りも軽くなります。
このスイッチが入ると、歌い出したり踊ったり、くだらないゲームが始まったりします。





こうなってしまうと怖いもの無しです。
どんどんゴールへ突き進むのみ!

回復アイテムの「世界一うまいおにぎり」を食せば完璧です。
日頃食べ慣れている母親の味がいかに美味いか、思い知ったことでしょう。

そして気がつけば日が昇ってきます。
ここでポジティブ度がもう1ランクアップします。
日頃、当然のように訪れる朝、この有り難みに気がつきます。
太陽が昇ると景色が明るくなり、気持ちも晴れやかになります。

ますます足取りは軽くなり(痛みはあるけど)、ゴールへと好き進みます。





そして無事にゴールを迎えます。
選手たちからは自然に笑みと達成感・充実感が溢れ出ています。
その瞬間にはきっと、それぞれが一番きつかった時間・自分の姿を思い出したことでしょう。
自身を追い込み、そこを通り越して楽しめた結果です。

このように浮き沈みの激しい約10時間を過ごしたこと、これは彼らがこれからの戦いに臨んでいく上で非常に大きな財産と武器になったはずです。
きっとサッカーの試合中でもこのような流れの浮き沈みは経験します。
しかし、その時に「今は我慢だ」「どうせなら楽しんでしまえ」と思考できる選手たちほど強いものはありません。

さらに当たり前であることの有り難みを学んだ彼らには、当たり前のように存在する試合も大事にできる選手になるでしょう。

サッカーはサッカーのトレーニングでしか上手くなりません。
しかし、サッカー選手はサッカーのトレーニング以外でも育てなければなりません。
AFC茅ヶ崎は、コツコツ一歩ずつ前進していくチームです。

伊藤 大介

2018年3月15日木曜日

1期生を送り出して想うこと

先日、AFC茅ヶ崎1期生の卒団式を終えました。

2015年4月、AFC茅ヶ崎というチームが立ち上がり、そのクラブビジョンとそこにいる人(代表や監督)についていこうと集った選手たち、私自身はその姿を空間の外側で見ている人間でした。
何せ、発足式ではただの司会者でした。

しかし、前任の監督が僅か3ヶ月ほどで退き、空席になったところに手を挙げさせてもらい今の立場になりました。
前任の監督の指導や人柄を慕い、それを信じて集まってきた選手たちを始動3ヶ月ほどで引き継ぎ率いる、少なからずプレッシャーはありました。
また、保護者の方の期待や、西野代表の眼、そういったものもプレッシャーとして感じていました。

正直いうと3年前の私は、ジュニアユースチームの発足自体に懐疑的であり、否定的であり、このカテゴリーの指導に無興味でした。
その頃には想像ができないくらいに、AFC茅ヶ崎での指導にどっぷりはまり、目の前にいる選手たちは、今一番大切な存在と胸を張って言い切れるほどになりました。
彼らとの時間が私に様々な気づきや学びを与えてくれたことで変えてくれました。

無我夢中で右も左も分からないまま走り続けた約2年半、あっという間でした。
イライラすることやガッカリすること、山ほどありました。
それと同じくらい、嬉しいことや楽しいこともありました。
(送り出し動画では、私にとっては珍しく、感動を覚えました)

無事に送り出せたかどうかは、この先の彼らの姿や成長、活躍が答えです。
しかし、AFC茅ヶ崎の選手として送り出せたことは喜ばしく、誇らしく思っています。

それは途中退団してしまった選手も含めて、最後の卒団サッカーや卒団式に参加してくれたことも理由の一つとしてあります。途中退団には様々な理由がありました。
しかし、そんな彼らもAFC茅ヶ崎の一員であり、最後は共に巣立っていきました。
これは普通のサッカークラブとは大きく一線を画しているところです。

そして、その誇りがAFC茅ヶ崎が存在することの使命感をより一層強いものにしてくれました。
地域に根ざしたクラブ、そこに存在する選手たちにとって価値のある空間。
AFC茅ヶ崎が地域にとってなくてはならない存在であるという自負を持って新しい章=第2章に突入します。

自分なりにガムシャラに精一杯やりきったと、これは自信を持って言えますが、振り返ればやり残したことも沢山あります。

これらは第2章で次の世代に確実に活かさなければなりません。
それが1期生への恩返しの一つだと思っています。
また、1期生が胸を張ってAFC茅ヶ崎の1期生です!と言えるような強いチームを2,3期生と共に作っていくことも恩返しです。

初めてのことだらけだった第1章、共に走り抜いてくれた選手に心から感謝しています。
心から、ありがとう!

また、側で支えてくれたスタッフである小熊コーチ、貢平コーチにも本当に感謝しています。君たちがいなければ私は孤独とプレッシャーで潰れていたことでしょう。
ありがとうございました。そして、第2章も宜しくお願いします。

4月からは1期生へ誇りを胸に戦っていきます。

伊藤 大介

2018年2月26日月曜日

神奈川県U-15リーグ戦の開幕

今年初のU−15リーグ戦。
そして、久々の公式戦の観戦。
選手達の、個々の成長はたくさん感じる事のできた試合だった。
サッカー観が養われてきているし、ちょっとだけだが、フィジカルも強くなってきている。ボールを止めて、蹴る技術も上がってきている。

しかし、うちのチームの選手は、他のチームになく、身体が小さく、細く、弱い。
こうした選手達がどのようにして試合を戦っていくのか?
AFC茅ヶ崎とはどういうチームなのか?
それが見えない寂しさはあった。
所謂、チームの個性というもの。

なにか1つ。
これだけはどのチームにも負けないという何か。
そういうモノを試合から感じたいと思った。
それが、選手の自信にもつながるし、チームのカラーにもなって行く。
それを見つける一年にしたい。



2017年12月26日火曜日

今年の漢字は

「初」

2017年のAFC茅ヶ崎、

3学年の活動、海外遠征、高円宮杯神奈川県予選本戦出場、富士山山頂へ、高校受験を控えた選手たちのケア、、、

初めてのことが多い年だったと、振り返ってみて改めて思います。

特に海外遠征「GothiaCup」は言葉には表せないほど数多くの経験をさせてもらいました。まさに"非日常"が詰まった素晴らしい10日間でした。
この経験が選手たちのこの先のステージでどのように活かされるのか?
選手たちの次のステージも追いかけることで、海外遠征をすることの意味と意義についてより強い信念を持つことができると思います。
1期生の今後に期待するとともに、常に第1歩を踏んでくれていることに感謝。

次のステージといえば、高校受験。
ここもクラブとしては初めての経験、どのように環境をオーガナイズし、ケアしてあげることができるのか???
正直、かなり後手を踏んでしまいました。
今更ですが、学習サポートも含めて、もっと次のステージを意識したオーガナイズができたのではないかと。
この初めての経験は後輩たちに活かしていかなければなりません。

(何となくですが)こう思いました。
1期生たちは「進路」ということに対して真剣に考え、初めて「人生を考える」ことで自分と向き合うことをしているのが今であり、高校受験なのかもと。
まさに義務教育の終わり、人生設計の始まり。

この大切な時期にクラブとして何ができるのか???
これは非常に大きな2018年の宿題として残りました。

そして、残り僅か3ヶ月で初めての卒業を迎えます。
卒業するときの1期生の姿がAFC茅ヶ崎というクラブの在り方を示す一つの答え合わせの場になります。
しっかりと答えあわせができる空間を彼らのためにも用意しなければなりません。

本当に初めてのことばかり経験させてもらった1期生への感謝を伝える時が迫っているのだと実感する年末です。

伊藤 大介

2017年11月9日木曜日

セレクションを終えた6年生たちへ

今年もあと2ヶ月を切りました。
気がつけばワールドカップイヤーを迎えます。

この時期になると、6年生の(サッカー)進路の動きに落ち着きが出てきます。
夏から秋にかけていわゆる"強豪"と呼ばれるクラブのセレクションが行われ、次の3年間も「サッカーを大事にしたい」という想いがある選手のステージが決まってきます。
そして決定に安堵している選手たちの影には「セレクションに落ちて」しまい、路頭に迷ったり、自信を失ったりしてしまう選手も存在します。

私は東京都町田市で4種(小学生)のサッカーチームの監督も務めさせてもらっています。
その中で必ずこの時期になると6年生の選手たちの進路についての話をする機会があります。

進路が決まった選手は残りの時間でどのように送り出すかを考えれば良いので非常にポジティブ。
しかし、未決定(セレクションに落ちた)選手は自分の立ち位置と向き合うことが非常に大変な作業となり、本来いるべき場所よりも自身を下にポジションをとってしまうこともしばしば。

ここが原石が埋もれるか埋もれないかの分岐点になります。

【セレクション=良い悪い、上手い下手が決まる(わかる)場所】

結果だけをみるとそんな空間に感じてしまいがち、だからこそ緊張も極限まで達してしまうと思います。
そして、自分の立ち位置を見失ってしまいがちになります。

しかし、それは大きな間違いです。
セレクションはあくまでそのクラブの育成ビジョンにハマり、3年間その環境で大きく成長できるかどうかを見極めているだけであり、"今"の技術や体格で決まるケースが多いと思います。
個々の成長過程にも当然差がありますし、たまたま"今"そこに当てはまらなかっただけということです。

ジュニアユース年代でのスタート地点が自分が目標としていたところよりも低いところにあるからダメなのか?
決してそんなことはありません。
しかし、そう思ってしまうことも重々理解できます。

強豪と言われるクラブのセレクションを受けよう(受けた)という意思がある時点で、勇気がある良い選手であることに変わりはありません。
だからこそ、自分の立ち位置の見極めを誤らないようにしなければなりません。

ここをどのように感じ、気づかせ、前を向かせてあげることができるかがポイントです。
さらにその先の受け皿となるクラブ(あるいは部活)の在り方が非常に重要な役割を担うと考えています。

プロ選手、トッププレーヤー、さらには社会に貢献・活躍する人材は必ずしもトップレベルのクラブだけから輩出されているわけではありません。

環境は確かに大事です。
しかし、トップレベルまで登っていく人たちは、自分の中に軸があり、環境に左右される人ではありません。
そういった意味でも環境は最重要事項ではなく、"今"いる場所で何をどのようにできるか?ということの方がよっぽど大事です。

想い、取り組み方、姿勢、そういったものが高いところにあれば自然と自身を高いところへ導くことができます。
この姿勢とそのために必要な知識や思考・技術を今の自分に合った場所で磨けばいいと思います。

"今"から前を走っている選手たちを追い抜けば良いだけの話です。

自分磨きをする、そんなアクションを起こしたくなるような空気をAFC茅ヶ崎では作っています。
チームの1,2番手が集うクラブを倒そうという楽しみと達成したときの痛快さを味わえる場所でもあります。

セレクションに落ちたからこそ、改めてセレクションに挑むとき以上の勇気を持って「自分の想い」と「自分の居場所」を見極めて"今"からダッシュして欲しいと思います。

伊藤 大介

2017年7月20日木曜日

海外での経験で得られるもの【ゴシアカップ2017レポート】

英国遠征からゴシアカップへの変更背景

今回、初めてゴシアカップへ参加するためにスウェーデンへ来ています。
AFC立ち上げのころから、中学生のうちになんとか世界をしってもらう機会を作りたいと思っており、当初はイギリスへ行き、プレミアリーグを観戦したり、現地のチームと試合をしたりという企画を考えていました。
「本物に触れる」という企画コンセプトでした。

しかし、このゴシアカップというすばらしい大会の情報をJリーグスタッフからいただき、昨年春から調べたり、参加した方々にヒアリングしたりしてきて、この大会に参加することを決断しました。
保護者にも、数回、説明会を実施し、なぜこの大会にわざわざお金と時間をかけて参加しなければならないかを説明してきました。
すべての保護者が賛同してくれました。
参加費が当初の英国遠征企画よりも3〜4割安くすんでいる(約33万円 9泊11日)ことも、賛同を得られた理由の1つだと思っています。
この大会は、街をあげて、非常に多くのボランティアスタッフの力を得て運営されていたり、宿泊施設も夏休みで空いている学校施設を活用しているため、参加費が本当に低く抑えられています。




グラスルーツにおける国際交流がコンセプト

大会のコンセプトが、グラスルーツ(草の根レベル)における国際交流だからです。
今回の大会は、80ヵ国以上から、約1700チームが参加しているそうです。

チームは、以下の国のチームと対戦しています(4日目現在)。
勝ち進めば、また新たな国のチームと対戦できます。

  • スウェーデン
  • ノルウェイ
  • メキシコ
  • ドイツ

宿舎では、アメリカ・スウェーデン・ウクライナ・(ほか不明)のチームと同宿で、食事の時間や空いた時間には、会話したり、一緒にボールを蹴ったりしています。
サッカーが言語になっている毎日です。

真剣勝負を支えるレフェリングの質

当然、真剣勝負の大会です。国際試合ならではの激しいプレーが、年齢のカテゴリー関わらず展開されています。
しかし、レフェリーのレベルが非常に高い為、試合はしっかりとコントロールされ、危険なプレー等にはしっかりと注意が与えられたり、イエローカードがだされ、観ている立場としては安心して観ていられます。

本当に、不満のない状態で、選手達はサッカーと国際交流を楽しめています。
敢えて言うなら、寒いことくらいです。
日が陰り、風ふくと、長袖を着ていても寒くて手がかじかむくらいです。しかし、これも、サッカーをプレーする選手達にとってはちょうど良いのです。

オープニングセレモニーでは、Nations Paradeという貴重な経験もさせていただきました。

ヨーテボリの環境

また、角度を変えると、、、、、
スウェーデンは親日国なのだなあと感じています。会場で、街中でやたらと話しかけられます。日本語を勉強しているという学生からもなんどか日本語で話しかけられましたし、日本人だとわかると「こんにちわ」と声をかけてきてくれます。おそらく、この大会に今まで参加した日本チームが総じて大活躍しているから、この大会での日本チームのステイタスが高いこともあると思いますが、それにしても、暖かく迎えられていることを随所に感じます。
そして、街中もどこでも非常に安全です。
初海外の選手がほとんどですが、引率する側としても、この安全さは助かります。

以上のように、長い準備を経て参加していますが、来て良かったなあと毎日のように、ことある毎に実感しています。

2017年7月2日日曜日

AFC茅ヶ崎 女子サッカークリニック開催

AFC茅ヶ崎は地域のサッカーの普及と発展を目指しています。
その活動の一環として小学生女子を対象としたクリニックを開催する運びとなりました。
詳細は​以下をご参照ください。





お申し込みは https://goo.gl/Z2QOSE から!!