2021年11月23日火曜日

頑張れる度

【頑張れる度】=《1つのスイッチ》×《2つの日常》

この時期は中学3年生たちが受験に向けて新たな刺激とストレスがかかります。
頑張らなければいけない時期です。

説明会や部活の練習会などに参加することで少し先の景色を想像し易くなり次のビジョンの具現化につながることが新たな刺激となり行動が変わってくる選手がいます。
また次のビジョンが見える化してくることで学習面での目標値やノルマもより明確になり、道筋を辿り易くもなります。

こういった刺激はもちろんプラスに働きますが、それでも新たな負荷がかかるという意味ではストレスにもつながります。
だからこそ大好きなサッカーをする時間も作ってメリハリのある生活を過ごしていくことが健全的ではないかと考えています。

そう、いま中学3年生たちは「頑張り時」なのです。
何事も取り組む以上は「頑張る」のは当たり前のことですが、実際に頑張っているかどうかの物差しは本人の中でしか中でしか測ることができないものかと思ったりしています。
(まあ結局のところどれだけ頑張ったかというのは結果としてダイレクトに戻ってくるので、そこが一つの体験になるのだと思います)

ではどれだけ頑張ったか?ということをチェックするよりも、どうやって頑張り続けることができるか?という点にフォーカスしてみます。

◆1つのスイッチ
どれだけ・どうやって「頑張ること」ができるのか?
ここは所謂「やる気スイッチ」が入らなければ始まりません。
⇒ "自分の次のステージはここだ!"
という目標地と目標値が明確になればスイッチは必ずと言っていいほど入ります。

問題はスイッチが入ってからの"ガソリン"と"燃費"です

◆2つの日常
やる気スイッチが入れば「頑張る」ことはできます。
問題は、それがどれだけ・どのように継続するか?というところです。
つまりどれだけガソリンが入っていて燃費が良いか?
ここは日常における2つの行動がキーになります。

①心掛け(ガソリン)
日頃の活動に対してどれだけ真摯に真剣に本気で取り組めているか?
1回1回、1つ1つのプレー、1分1秒を日々大事に過ごしている選手は頭と心の持久力がついています。
そして仲間や家族など周囲の存在に支えられていることを自覚しているかどうかも重要です。
そういった存在に感謝の気持ちを表現できている選手は、自然とその存在が潜在的に顔を出して本人の背中を押してくれていることを感じ加速します。

②気づき(燃費)
これは心掛けにリンクするところですが、日々アンテナを張って小さな物事や差異に気づくことを指しています。
つまり変化や日常の前進、周囲の存在に気づけるかどうかです。
毎日同じようなことを繰り返しているといくら頭と心の持久力があっても刺激が薄くなりモチベーションは維持できません。
しかし毎日同じことをしているように見える中に「変化」や「支え」を気づくことができれば内的動機を維持する・加速させることができます。

そんなことを5期生の姿をみて感じました。
目標が明確になってスイッチが入るのは当然ですが、それをどれだけ維持あるいは加速できているか?というところをみたときに彼らの日常を振り返ってそう感じました。

新たな学びをありがとう。

AFC茅ヶ崎 監督 伊藤 大介

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