2018年8月14日火曜日

【8月12日(日)】リスタート


8月11日(土)、高円宮杯の神奈川県予選が行われました。
AFC茅ヶ崎は3年生を中心にこの大会で1試合でも多く戦うことを目標としてきました。

しかし、その目標も儚く散り、3年生にとっては非常に悔しい敗戦となりました。
5日間のオフ期間に入るタイミングで急遽組み込まれた試合日程でしたが、これはなんの言い訳にもなりません。

むしろ、いつ試合が来ても良いように準備して来たつもりです。
日常の積み重ねしか試合では表現できません。
そういった意味でも直前に何かを足掻いたところで知れています。

「やれることはやってきた」今の選手たちの状態を見て、胸を張ってそう言うことができます。

それでも選手たちはギリギリまでできることはやっておき、後悔したくない!という気持ちが行動に表れていました。
試合前日には選手たちだけでミーティングを行い、試合に向けて士気を上げて臨んでいました。
それぞれがどんな気持ちで試合当日を迎えたのか、キャプテンが全員の想いをメッセージにして私へ送付してくれました。

もうこの状態になると、試合当日にこちらでやることはほとんどありません。
無事に、できるだけ良いコンディションでピッチへ送り出すだけ。
あとはピッチ上で選手たちが一つになって戦うはず、と目論んで当日を迎えました。

その予想をはるかに上回るほどのパフォーマンス、モチベーションを各選手が表現していたことに、驚きと喜びがありました。
と、同時に「何とか勝たせてやりたい」という気持ちが一層強くなったことも事実です。

結果は前述の通り、敗戦。
力を出し切ることはできました。それでも悔しいものは悔しいです。
勝たせてやることができなかった私自身も、力の無さを痛感し、現実を受け入れることに時間を要しました。


試合の前後に彼らに話したことがあります。
それは「誇り」についてです。

(試合前)
ギャラリーの多さに驚きました。
ホームチームである対戦相手をはるかに凌ぐ数。
ほとんどの保護者の方が応援に来られていたことが非常に嬉しく思いました。(中にはOBの顔も)
「これだけの数の人々に応援されるチームになったことを誇りに思おう」と選手へ伝えました。


(試合後)
泣き崩れる3年生たち。
普段は見せることがない表情に、いかにAFCでのサッカーが、この仲間たちとの空間が大事なものだったのか、嫌という程に伝わってきました。
なかなか試合には勝てないチームでしたが、この試合を迎えるまでの過ごし方と試合当日の彼らの姿をみて、彼らの指導者であることを非常に誇らしく思いました。


これだけ自分自身の、関わる人たちの胸を熱くすることができるAFC2期生。
間違いなくその背中を3,4期生は憧れ、追いかけていきます。


そして、今大会がラストではありません。
まだまだ公式戦は続きますし、まだ手にしていないものがあります。

必ずまだ手が届いていないところまで到達して送り出すことを誓います。

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