2017年4月15日土曜日

アクションを起こせるように【伊藤大介】

久しぶりの投稿になります。伊藤です。

ここ数ヶ月、自分が一番モヤモヤしていました。
そしてその影響が選手たちにストレートに伝染していたと思います。

本当に申し訳なく思っています。

特に3年生は時間が迫っています。
彼らにお詫びすると同時に、この遅れを急ピッチで取り返します。

モヤモヤしていた原因は、選手の行動・プレーに対する自分のイライラ。
表に出すまいとしても、間違いなく選手にはこちらの言葉や反応で伝わっているはずです。
彼らはそこをしっかりと見ていると思います。本当にごめんなさい。

選手たちを見ては「なぜだ?」という疑問が募るばかりで、視界が完全にぼやけていました。
そして、原因が自分の中にあることはわかっていながらも、明確な答えが出ないまま時間が過ぎていました。

そしてここ最近で、選手たちの表情、西野代表のアドバイス、保護者の方々の反応、様々なものをまとめて受け、さらには選手たちとASEプログラムをともに過ごしたことで、やっと晴れ間が見えました。

まずは自分が変わらなければ選手は変わらない。
さらに、自分が成長しなければ選手はもちろん成長しない。
「成長には痛みや苦しみが伴う」、西野代表に投げられた言葉で毎日頭から離れません。

痛そうなこと、苦しそうなこと、そこから逃げずに、真っ先に微笑みを持って行動します。

と、自分の話が長くなりましたので、ここで終わりにして選手の話を。

【モヤモヤしていた原因=選手の行動・プレー】

特に行動の面では、
(1)こちらがある程度オーガナイズしているものに対しては素早く的確に動くことができます。
(2)オーガナイズがなくなると途端にのんびり非効率に動いてしまいます。

(2)は選手の責任ではありません。

(1)はあくまでリアクション、(2)はアクションになります。
埼玉までトレーニングマッチに行った甲斐がありました。
そこでの選手のプレー、指導者の言葉に気づかされました。

AFCの選手たちはリアクションが上手になっています。
しかしアクションの場の経験がまだ少ないのです。

これはもちろん僕のオーガナイズに問題があります。
そもそも(1)がオーガナイズだと思っていることが間違いでした。

僕らが経験した富士山登山(吉田ルート)とサッカーに例えるならば、
(1)は5〜6合目、つまり用意された道をみんなが同じように歩むこと。サッカーで言うならば自陣から相手陣地に入り、バイタルエリアまで進むところ(人によって意見は異なると思いますが)。ある意味リアクションで対応可能。
(2)は7〜8合目、それぞれの感覚や思考、方法で岩場と戦い登っていくこと。もちろん苦しいですし、体力を消耗します。サッカーで言うならばアタッキングサード、頑丈に固められた守備網を選手たちのアイデアや即興性で崩すところ。間違いなくアクションが必要。
※頂上までは到達できなかったため、この夏にまた新しい景色が観えるはず!

いいところまではいくけどゴールに繋がらない、自陣ゴール前で粘る・守る気持ちはあるけどついていけない、AFCのサッカーの改善点が丸見えです。

リアクションだけ上手でもサッカーは勝負になりません。
特にAFCのような小さい選手が多いチームでは、アクションの時間を増やすことが重要なのだと、本日教わりました。

つまり、(2)の経験値を積み上げていかなければ、その改善点は解消されません。
もっとアクションの経験を増やしてあげなければ、ゴール前をこじ開けることができません。

今は6合目、まだ8合目はもちろん頂上までいけるはず。
そのためにも覚悟を持って、選手とともに痛みや苦しみと戦っていきます。

Players First!Stay Smart!Stay Foolish!
この言葉をベースにリスタートします。

AFC茅ヶ崎 監督 伊藤 大介

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