2016年5月4日水曜日

本日の試合、代表コラムを読んで【伊藤大介】

長時間移動での練習試合。
週末の試合も埼玉まで向かいますが、ピッチ外でも共に過ごす時間が長くなります。
そして、そこでマナーやエチケットを学び、人間関係を築き、AFCの選手として立派な姿を社会に見てもらうことになります。

長時間の移動はおそらく選手たちに見えない疲労として蓄積されているのだと思います。
それがピッチ上でのパフォーマンスに少なからず影響しているとも思います。

しかし、それ以上に「元気のない表情」を一瞬浮かべる選手がいることに一抹の不安を覚えました。



これだけの快晴の中(かなりの強風でしたが)、ほぼフル出場できる環境で、サッカーをプレーできる、試合ができる喜びを持ってピッチに立っていたのか?

確かにハーフタイムでは怪我をしている選手がコーチ役となり、作戦盤を使って様々な意見を伝え、選手たちは最終的に前のめりになって意見を耳にしていました。



サッカーを真剣に考えている証拠だと思います。
しかし、そこには本来ある「楽しさ」「(好きだから)負けたくない」といった表情が少なかったように思います。

複数の選手が関わり、ボールを動かしたりスペースを作ってボールを前進させる「サッカーらしさ」は随所に見られます。
これは間違いなく選手たちが一生懸命素直にトレーニングを積み重ね、サッカーを考えてきた成果です。

しかしながら、決定的に欠けているピースがあるため、「楽しさ」や「喜び」を共有できていない「頭でっかち」になっているのだと、今日の試合で気づかされました。

西野代表がおっしゃっているように「サッカーの原則」を、本質を改めて追求することで、これまで積み重ねてきたものがより輝くように磨いていきたいと思います。

きっと僕自身も「頭でっかち」になっていて、選手に対するアプローチも軌道修正が必要なのだと痛感しました。
それを気づかせてくれた選手たちの無言のメッセージに感謝しています。

これからのトレーニングとアプローチで必ずお返しします。

伊藤 大介

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